谷川 彰

本物の素材にこだわる、
富山県唯一の仏壇師

谷川仏壇のおこりは大正時代初期に創業した先代祖父の谷川林太郎まで遡る。大正から昭和、平成と時は流れても脈々と受け継がれてきた職人技は変わらぬ価値を維持し続けている。3代目である「谷川彰」は伝統技術の体現者が少なくなっていく中で、下地から組み立てまでを一括で行える、日本でも数少なくなってきた仏壇職人のひとりである。 多くの仏壇の素材が外国産木材や合成漆などを使うよう変化しても、谷川は頑なに「国産」「本物」「妥協しない」素材を使うことにこだわり続けてきた。それは、本物の素材を使用することでしか、本物の職人技と共鳴した最高の仏壇は出来上がらないことを知っているからである。本物の素材を使い、丹念に仕上げた谷川の仏壇は、定期的な手入れを施せば最低でも70~80年は使用することができる。独立後、約100本以上の仏壇を手掛けてきたが、品質に関わるクレームは無く、圧倒的な顧客満足度を誇っている。他社の既製品であっても、谷川の手入れにより輝きを取り戻す仏壇も多く、ユーザーから支持されている。