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お役目を終えたお仏壇の処分方法

公開日:2019/11/08
カテゴリー:仏壇について


・新しいお仏壇を購入した
・引越しに伴って大きな仏壇が不要になってしまった
・お仏壇を引き継ぐ人がいなくなった
・空き家になってしまった

など、様々な理由で今まで大切にしてきたお仏壇が不要になってしまうことがあります。

そんな時はどのようにお仏壇を処分すればいいのでしょうか?

お役目を終えたお仏壇の処分方法についてまとめました。


①開眼法要が行われているか確認する

まずはそのお仏壇が「開眼法要(かいげんほうよう)」が行われたものかどうかを確認しましょう。

開眼法要とは、仏像・仏画・仏壇・墓などが完成した時に営まれる法要のことです。
別の言い方では「入魂式」または「魂入れ(こんいれ)」などということもあります。

お仏壇を入れる時にこの開眼法要を行うことで、故人の魂がそのお仏壇に宿ります。


②閉眼法要を行う

開眼法要が行われていたお仏壇は、処分する前に必ず閉眼法要を行いましょう。

閉眼法要とは、故人の魂が宿っているお仏壇のお役目を解くための法要です。
魂抜き(こんぬき)とも呼ばれます。

特に富山では「おしょうぬき」と言われますね。

これを行わずに処分してしまうと故人の魂ごと処分してしまうことになってしまうのです。

より具体的には、お仏壇の中に阿弥陀様の掛け軸がかかっておりますが、
その阿弥陀様に宿った魂を抜かないと処分してはならぬ、ということです。

この法要を行うことにより、お仏壇は宗教的には木の箱となります。

閉眼法要については、お葬式や法事などでお付き合いのあるお寺さまにご相談ください。
(どうしてもそれ以外の方法を希望される方は、谷川彰までご相談ください)


③お仏壇を処分する

閉眼法要を終えると、お仏壇を処分することができる状態になります。

お仏壇を処分する方法はいくつかあります。

・閉眼法要でお世話になったお寺に引き取ってもらう
→お寺さんから産業廃棄物の業者さんの手に渡って処分されることになります。

・仏具店に引き取ってもらう
→仏壇職人を抱えていない仏具店では細やかな解体作業できない場合があります。

上記のいずれの場合も、解体作業が上手く出来ない場合があり、その場合はお仏壇ごと焼却処分されることになりかねません。


④谷川彰仏壇のお仏壇の処分は

谷川彰は富山最後と言われる富山仏壇の職人です。
昨今、中国などで作られた化学塗料などを用いたお仏壇が本当に多くなっていますが、どのようなお仏壇でも部品のひとつひとつを丁寧に、心を込めて全て解体して処分いたします。

ご先祖様の魂を宿していただいていた大切なお仏壇。

「おしょうぬき」をした後も、最後まで丁寧に、心を込めて解体した上で処分したいものです。

※お仏壇の処分を谷川彰に任せたいという方はこちらをご覧ください。

谷川彰のお仏壇の処分